2009年8月 のアーカイブ

五輪の書 心の持ち方

「五輪の書 水の巻」より
 
兵法における心の持ち方。
 
兵法の道において、心の持ちようは平常の心と変わってはならない。
平常のときも戦いのときも少しも変わらず、心を広く素直にして、緊張しすぎず、少しも弛まず、
心に偏りが無いように、心を真中におき、心を静かに揺るがせて、その揺るぎの中にも一瞬たり
とも揺るぎを失わないように、よくよく吟味すべきである。
 
身体がゆっくりしているときも心は弛緩せず、身体がどんなに早く動くときも心は少しも早くなく、
心は身体に引きずられず、身体は心に引きずられず、心に気を付け身体には気をとられず、
心に気配りの足りないことなく、心に余計なことを考えないように。
 
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心の中を濁らず広くして、広い視野にたって知恵をはたらかせること。
知恵も心もひたすら磨くことが大切である。
 
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人は、特別なことはできない。
例えば、飛んだりできないし、生き返るなんてトンデモナイ。
できることは、特別なことではない。元々できることである–と思う。
 
簡単に言いたいことをまとめると、
冷静でなければ、普段よりも失敗をやらかすことが多くなるのは間違いないのだから、いつも
冷静でいることを心がけよう。そして冷静に知恵を絞り、最善を考えることができる心の持ち方が、
とても大切なのだと思う。
 
 

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